田舎で暮らしてたら市県民税申告書って物がきた 確定申告との違いは?

暮らし, 税金

3月も半ばに差し掛かって、いよいよ確定申告の期限が迫ってきましたね。
私も確定申告の準備をしなくてはと思っていたところ、先日市役所から「市民税・県民税申告書」という物が送られてきました。

市民税・県民税申告書・・・?

はて、何ぞや?

去年までずっと東京で暮らしてきたので、こんな物を受け取るのは初めてです。
今回はこの「市民税・県民税の申告」について解説したいと思います。

市民税・県民税の申告とは?

市民税・県民税の申告では、その年の所得の金額や、保険料などの控除の対象になる支払いの金額を、市民税・県民税申告書に記入して、各種控除証明書と共に提出します。
申告の期限は3月15日です。

・・・これってまるっきり確定申告ですね。

どうやら、職場で年末調整をした人と、税務署に確定申告書を提出する人は、市民税・県民税の申告は不要とのこと。

つまり確定申告の代わりというわけです。

だったら税務署で確定申告すればいいって思うじゃないですか。
私もそう思いました。
ですが田舎で確定申告を行うには、1つ問題があったのです。

税務署が遠い・・・

そうなんです。
税務署が遠いんです。

東京で暮らしていたときは、23区それぞれに1つずつ税務署があったので、税務署まで行って確定申告を行うのは簡単でした。
しかし長野県では、市町村が全部で77あるのに対し、税務署はたったの10ヶ所しかないんです。

私の住んでいる場所からだと、最寄の長野税務署まで行くのに車で30分は掛かってしまいます。
往復だと1時間。
しかも確定申告期間中の税務署は混雑するので、めちゃくちゃ待たされます。
うわぁ、メンドクサイ。

つまり、税務署まで行くのが難しい人は、代わりに市・県民税の申告を行えば市内で済ませられるよ、ということなんですね。

市・県民税申告書の書き方

まずはマイナンバーと電話番号を記入して、印鑑を押します。
住所・氏名・生年月日は始めから印刷されているので、記入は不要です。

所得金額

自営業や農業などで収入を得ている人や、不動産所得や配当所得があった人は「所得金額」の欄に記入します。

私の場合、去年は所得が無かったので、所得金額の欄には何も記入しません。
雇用保険の失業給付を受給していたので収入自体はあったのですが、失業給付は課税対象にはならないので金額の記入は不要です。
失業給付を受給していた場合は、裏面の「非課税所得」の欄に受給期間を記入します。

所得から差引かれる金額

控除対象となる支払いがあった場合は、「所得から差引かれる金額」の欄に記入します。
病院などに支払った医療費や、各種保険料などですね。

私の場合は国民健康保険と国民年金、そして医療保険の3つになります。

記入できたら各種控除証明書と共に提出して申告完了です。

まとめ

というわけで今回は、市・県民税の申告について解説させて頂きました。

田舎に移住してきて1年目の人は、ある日突然「市・県民税申告書」なんて物が送られてきて困惑してしまうかもしれません。
ですが何のことはない、ただの確定申告の代わりですので、焦らなくて大丈夫ですよ。
申告書の書き方の相談会なども用意されているので、わからないことがあれば行ってみて下さい。

それではまた~♪