さやえんどうと絹さやとスナップエンドウの違いについて調べてみた

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さやえんどうの苗の画像

5月に入って、畑に植えてある「絹さや」の苗が「莢(さや)」を付け始めました。
この苗は4月に植えたばかりなのですが、毎日たくさんの「さやえんどう」が採れるので、非常に重宝しています。

さて、皆さんは「さやえんどう」「絹さや」の違いってわかりますか?
さらに、似たような作物で「スナップエンドウ」という物もありますよね。

今回はこの「さやえんどう」と「絹さや」と「スナップエンドウ」の違いについて解説したいと思います。

さやえんどうとは

収穫したさやえんどうの画像

「さやえんどう」は、エンドウを莢(さや)ごと食用とする際の名称です。
「莢(さや)」というのは、マメ科の植物の種子が入っている部分、いわゆる殻のことです。

エンドウは、近東地方を原産地とするマメ科の植物です。

エンドウには、莢が軟らかい「軟莢種(なんきょうしゅ)」と、莢が硬い「硬莢種(こうきょうしゅ)」があります。
軟莢種は、莢が未熟な内は莢ごと食べることができます。

絹さやとは

絹さやの画像

「絹さや」は、莢ごと食べられるエンドウの1種、つまり「さやえんどう」の1種になります。
実は、数千年も前から栽培されている非常に古い歴史を持つ作物です。
中近東や中央アジアが原産地とされ、日本には奈良時代(西暦700年代)に伝わってきました。

絹さやは、莢ごと煮物や炒め物の具するといった感じで、豆というよりも野菜として利用される食材です。
また、鮮やかな緑色をしているので、茹でた莢を刻んで料理の上にのせて彩りを加えるといった使い方もされますね。

スナップエンドウとは

スナップエンドウの画像

「スナップエンドウ」は、莢ごと食べられるエンドウの1種、つまり「さやえんどう」の1種になります。
ただし、「絹さや」と「スナップエンドウ」は、それぞれ別の品種になります。

スナップエンドウは、1970年代にアメリカから導入された比較的新しい品種になります。
スナップエンドウの莢は、絹さやのものよりも肉厚で甘みがあります。

このスナップエンドウも、豆というよりも野菜としてサラダや炒め物などに利用されます。
また食感が良く、そのまま焼いたり油で揚げたりしてお酒のおつまみになることも多いですね。

ちなみに、「スナップエンドウ」と「スナックエンドウ」は同じものです。
他にも「スナップタイプエンドウ」や「スナックタイプエンドウ」など、以前は様々な呼び方があったのですが、昭和58年に「スナップエンドウ」の名称で統一されました。

まとめ

さやえんどうの画像

それでは今回のまとめを見てみましょう。

・「さやえんどう」は、莢(さや)ごと食べられるエンドウの総称

・「絹さや」は、さやえんどうの1種

・「スナップエンドウ」も、さやえんどうの1種

・ただし、絹さやとスナップエンドウは別の品種

・スナップエンドウとスナックエンドウは同じもの

こんな感じになります。

というわけで今回は、「さやえんどう」と「絹さや」と「スナップエンドウ」の違いについて解説させて頂きました。
それではまた~。

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Posted by なおじ