玉ねぎのトウ立ち対策!原因と予防法と対処法を調べてみた!
昨年の10月ごろ植えた玉ねぎの苗。
追肥や草取りなどコツコツ世話をしていたのですが、ここにきて異変が。
暖かくなったせいか、一気に「トウ立ち」が始まってしまいました。
しかも1本や2本ではありません。
全体の半分近くがトウ立ちしてしまっています。
というわけで今回は、玉ねぎのトウ立ちの原因と、その予防法や対処法について調べてみました。
トウ立ちとは?
「トウ立ち」というのは、玉ねぎの苗が花を咲かせて種子を残そうとしている状態のことです。
上の画像のように、先端につぼみの付いた茎(花芽)がニョキニョキと伸びてきます。
玉ねぎのトウ立ちには次のようなデメリットがあります。
・トウ立ちした玉ねぎは内部に硬い芯のような部分が出来てしまい、食感が悪くなる
(※食べられなくなるわけではなく、硬い部分を取り除けば普通に食べられる)
・トウ立ちしたものは傷みやすく、長期保存に向かない
プロの農家さんだと、トウ立ちした玉ねぎは売り物にならないので、捨ててしまうことも多いのだそう。
ちなみにトウ立ちした玉ねぎを切ってみるとこんな感じ。
他はきれいな層になっているのに、一箇所だけ歪な形をした層がありますよね。
これが花芽と繋がっていた部分になります。
他の層は実が詰まって瑞々しいのに対し、この層だけはスカスカなのがわかると思います。
この1枚(1層)だけ取り除けば、あとは普通の玉ねぎと同じように調理してOKです。
玉ねぎがトウ立ちする原因
玉ねぎのトウ立ちは、一定以上の大きさの苗が一定期間一定の低温状態に遭遇することで起こります。
玉ねぎの場合、茎の直径が10mmを超える太さになったものが冬の寒さにさらされると、春になったときトウ立ちを始めるそうです。
玉ねぎのトウ立ちの予防法
玉ねぎは一定以上の太さで冬を迎えることでトウ立ちしやすくなります。
なので苗が一定以上太くならないよう、冬になる前は肥料をやりすぎないようにすることがトウ立ちの予防に有効です。
また、寒さ対策でマルチシートを使うのもトウ立ちの予防に効果があります。
マルチシートには保温効果があるので、冬の間も地面の温度を保ってくれます。
さらに、玉ねぎの苗の株元にもみ殻や堆肥などを撒いたりしても保温効果があるそうです。
トウ立ちした玉ねぎはどうする?
玉ねぎは冬越しして育てるものなので、どんなに予防しても多少はトウ立ちしてしまいます。
玉ねぎがトウ立ちした場合の対処法を調べてみると、次の2つの方法が一般的なようです。
② すぐに収穫する
私の場合、収穫するにはあまりにも球が小さかったので、今回は①のトウを摘む方で対処しました。
剪定バサミで1本1本摘んで回ります。
全部摘んだらすごい量になりました!
さてさて、ここで一つ疑問です。
玉ねぎのトウって食べられるのでしょうか?
玉ねぎのトウを食べてみた!
以前、長ネギのトウは食べてみたことがあって、そちらはとてもおいしくいただけました。
はたして玉ねぎのトウはどうなのでしょう?
物は試しで、早速調理して食べてみることにしましょう♪
今回は冷蔵庫にあったウインナーと一緒に、塩コショウで適当に炒めてみました。
トウだけじゃさすがに味気ないので。
それでは一口いただいてみましょう。
パクリッ・・・・・ウェッ!?何だこれっ!?
ものすごく青臭いっ!!
そこはかとなく玉ねぎの香りはしますが、青臭すぎてまるで雑草を食べているような気分。
こんな大量に作っちゃったのにもったいないですが、ウインナーだけ食べて捨てることにします。
(※一応、具合が悪くなったりはしませんでした。超絶不味いですが体に毒なわけではないようです。)
おわりに
というわけで今回は、玉ねぎのトウ立ちについて解説させていただきました。
今回調べたことを活かして、次はもっとトウ立ちを減らしたいと思います。
興味のある方は、ぜひ参考にしてみて下さい。
あ、あと玉ねぎのトウは食べない方がいいですよ(笑)。
ではでは~。
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