ネギの再生 葉を切っても成長点が残っていればまた生えてくる!
上の画像のネギの苗は、ネギの植え替えをしているときに発見したものです。
やられました。
虫に食われてます。
苗の真ん中あたりをがっつり食われてしまっていますね。
上半分は薄皮1~2枚だけで繋がっているような状態で、持ち上げるとプランプランしてしまいます。
ここまで深く食われてしまった場合、他の植物であれば諦めて苗を処分してしまう所でしょう。
しかし、食われたのがネギであれば話は別です。
実は、長ネギには強力な「再生力」があるんです。
この程度の食われ方なら、すぐに新しい葉が生えてきます。
そこで今回は、この長ネギの苗が再生してゆく様子をご紹介したいと思います。
ネギの成長点とは
ネギには成長点と呼ばれる部位があります。
新しいネギの葉はこの成長点から生えてくるので、この部分が無事ならネギは再生させることができます。
長ネギの成長点は、画像の赤く囲った部分の中心にあります。
ヒゲ根が生えているすぐ上の部分といえば、わかりやすいでしょうか。
苗の状態や品種にもよりますが、大体、ヒゲ根とその上の白い茎の部分7~8cmくらいが無事に残っていれば、再生は可能でしょう。
今回虫に食われた苗は、白い茎の部分が10cm以上残っています。
これなら成長点も無事なので、きちんと植え替えてやれば問題なく再生するはずです。
というわけで、プランプランしている上の葉っぱ部分はもう枯れるだけなので、思い切ってちょん切ってしまいます(2019年5月3日撮影)。
それではこの苗を新しい場所に植え替えて、再生する様子を観察していきましょう。
ネギの再生の様子
ネギは乾燥に強く湿気に弱い植物なので、水やりは一切していません。
植え替えた後に、軽く肥料だけ撒きました。
1週間後
2019年5月10日撮影
植え替えてまだ1週間ですが、もう新しい葉が伸びてきました。
傷口だった所から4cmほどの長さまで伸びてきています。
2週間後
2019年5月17日撮影
植え替えて2週間後には、新しい葉が8cmくらいの長さまで伸びてきました。
3週間後
2019年5月24日撮影
植え替えて3週間後には、新しい葉が10cm以上の長さまで伸びました。
ここまで再生すれば、もう問題はないでしょう。
あとは普通の苗と同じように、土寄せして太く長く成長させてやるだけです。
まとめ
というわけで今回は、長ネギの葉が再生する様子をご紹介させて頂きました。
今回ご紹介したように、長ネギは生命力・再生力が強く、苗が多少傷ついても問題なく育てることができます。
また、乾燥にも強いため、水やりなどの作業もほとんど必要ありません。
水やりなどの手間が掛からず、放っておいてもグングン育つ長ネギは、野菜作り初心者さんに非常におすすめです。
興味のある方は、ぜひ長ネギ作りにチャレンジしてみて下さい。
それではまた~。
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