大豆と枝豆とえんどう豆とグリーンピースの違いを調べてみた!
皆さんは「大豆」「枝豆」「えんどう豆」「グリーンピース」の違いってわかりますか?
あるいはこれらの豆から作られる、「ずんだあん」と「うぐいすあん」の違いはどうでしょう。
これらの違いをはっきりと説明するとなると、意外と難しいですよね。
そこで今回は、「大豆」「枝豆」「えんどう豆」「グリーンピース」の違いについて調べてみました。
大豆と枝豆は同じもの
「大豆」は醤油や味噌などの原料となる、日本人にとって欠かせない食材ですね。
他にも、豆腐や納豆などの大豆から作られている食品が、日本の食卓では毎日のように並んでいます。
一方「枝豆」といえば、おつまみの定番といったイメージでしょうか。
塩茹でしたものはビールと良く合います。
実は、この「大豆」と「枝豆」は同じものになります。
まだ種子が未熟で緑色のうちに収穫したものを「枝豆」と呼び、成熟してクリーム色になったものを「大豆」と呼んでいるのです。
出世魚のように、成長と共に名前が変わってゆくわけですね。
えんどう豆とグリーンピースは同じもの
「えんどう豆」と聞いても、あまりイメージが湧かないかもしれませんね。
一番わかりやすい例としては、やはり春日井製菓の「グリーン豆」ではないでしょうか(笑)
春日井製菓のロングセラー商品ですね。
パッケージに書いてある通り、えんどう豆を使った豆菓子になります。
一方「グリーンピース」といえば、チキンライスやドライカレーの彩りに散らしてあるイメージがありますね。
あと、やはりシュウマイの上にのっているイメージが強いでしょう。
にんじん・コーンと共に「ミックスベジタブル」としても売られていて、非常に身近な食材です。
この「えんどう豆」と「グリーンピース」は同じものになります。
未熟なうちに収穫したものを「グリーンピース」、成熟したものを「えんどう豆」と呼んでいるわけです。
また、グリーンピースよりももっと未熟なうちに収穫したものは、「さやえんどう」と呼ばれ、莢(さや)ごと食べることができます。
こちらも成長と共に名前が変わってゆく植物になりますね。
えんどう豆は和菓子でよく使われる
ちなみに、みつ豆やあんみつなどに入っている黒い(赤茶色い)豆がありますよね。
あれも実は「えんどう豆」です。
グリーンピースになる「アオエンドウ」とは別の、「アカエンドウ」という品種になりますが、これもれっきとした「えんどう豆」になります。
他にも、アカエンドウは豆大福や豆もちなど、和菓子でよく利用されています。
大豆とえんどう豆は別のもの
「ダイズ」は、マメ目マメ科ダイズ属の一年草で、東アジア原産の植物です。
日本でも古くから存在が確認されており、縄文時代から存在していたとする説もあります。
一方、「エンドウ」は、マメ目マメ科エンドウ属の一・二年草で、近東地方原産の植物です。
日本には9~10世紀ごろ伝わりました。
つまり、「大豆(枝豆)」と「えんどう豆(グリーンピース)」は別のものになります。
ずんだあんとうぐいすあんの違い
和菓子などに使われるあんこには、緑色の豆をつぶして作るものもあります。
この緑色のあんこには、「ずんだあん」呼ばれるものと「うぐいすあん」と呼ばれるものがあります。
どちらも緑色の豆をつぶして作ったあんこですが、使っている豆が異なります。
「ずんだあん」は、茹でた枝豆をすりつぶして作ります。
仙台の「ずんだ餅」が有名ですね。
一方「うぐいすあん」は、茹でたグリーンピースをすりつぶして作ります。
スーパーなどで売られているヤマザキの「うぐいすぱん」は、このうぐいすあんをパンに詰めたものです。
まとめ
今回のまとめはこんな感じになります。
・えんどう豆とグリーンピースは同じもの
・大豆(枝豆)とえんどう豆(グリーンピース)は別の植物
・ずんだあんは枝豆で作る
・うぐいすあんはグリーンピースで作る
というわけで今回は、「大豆」「枝豆」「えんどう豆」「グリーンピース」の違い、そして「ずんだあん」「うぐいすあん」の違いについて解説させて頂きました。
それではまた~。
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