ナス科の野菜は意外と多い!トマトにピーマンにじゃがいもも!
皆さん、ナス科の野菜って意外と多いって知ってましたか?
実は私たちが普段食べている野菜の中には、ナス科の野菜がたくさんあります。
でも見た目も味も全然ナスっぽくないので、それがナス科の野菜だと知らない人も多いかも。
というわけで今回は、「意外にも実はナス科だった野菜」をご紹介したいと思います。
トマトはナス科の野菜だった!
まずは皆さんご存知のトマト。
トマトは、ナス科ナス属トマト種に属する植物です。
ちなみに、ナス科の植物はアルカロイド系の毒素を含んでいるものが多いってご存知でしたか?
実はトマトもこのアルカロイド系の毒素含んでいます。
その名も「トマチン」。
何だかかわいい名前ですが、毒なんて聞くと心配になっちゃいますよね。
でもご安心を。
この毒素はトマトの中にごく微量しか含まれておらず、また体内に残留しないため、致死量を摂取するには1日で大量のトマトを食べる必要があります。
具体的には、自身の体重の2倍以上の量だそう。
例えば体重60kgの人であれば、1日に120kg以上のトマトを食べると危険ということになります。
そんなに食べることなんてできませんよね(笑)。
というわけで、「トマトには毒があるけど微量過ぎて気にしなくていい」という豆知識でした。
ピーマンもナス科の野菜!
お次は皆さんお馴染みのピーマン。
ピーマンは、ナス科トウガラシ属トウガラシ種に属する植物です。
トウガラシ属ということで、唐辛子はもちろんのこと、ししとうやパプリカなども全てナス科の野菜になります。
じゃがいももナス科の野菜!
一番意外なのがこのじゃがいも。
じゃがいもは、ナス科ナス属ジャガイモ種に属する植物です。
イモ類のじゃがいもが、実はナス科の野菜だったとは驚きですよね。
ちなみに、じゃがいもの芽には毒があるって聞きますよね。
実際、じゃがいもの芽には「ソラニン」や「チャコニン」という毒素が含まれています。
このソラニンやチャコニンもまた、先ほど説明したナス科植物に含まれるアルカロイド系の毒素の一種になります。
トマトの毒素は微量過ぎて気にする必要はありませんでしたが、じゃがいもの場合は体調を崩す人も多いので注意が必要です。
ソラニンやチャコニンは、じゃがいもの芽や、光に当たって緑色に変色した皮の部分に多く含まれます。
じゃがいもを食べる際は、これらの部分をしっかり取り除くようにしましょう。
おわりに
というわけで今回は、「意外にも実はナス科だった野菜」についてご紹介させていただきました。
こうしてみると、私達はほぼ毎日ナス科の野菜を食べてるんですね。
しかも野菜だけでなく、ホオズキやペチュニア、チョウセンアサガオなどの観葉植物もナス科の植物なんだとか。
実は私たちにとってかなり身近な存在だったナスの仲間達でした。
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