田舎への移住して農業を始める前に農業インターンシップで就農体験!
都会での仕事を辞め、田舎に移住して農業をしながらのんびり暮らしたいと考える人が、近年増えてきています。
過疎化・少子高齢化が進む田舎では、農家の後継者不足が深刻なので、農業に興味のある人は大歓迎です♪
しかし都会で暮らしてきた人達は、興味はあったとしても、農業の経験がない人がほとんどでしょう。
そこで今回は、「農業インターンシップ」という制度をご紹介したいと思います。
農業インターンシップとは?
「農業インターンシップ」とは、農業の体験制度のことです。
体験期間中、実際の農家で泊り込みで働かせてもらうことで、農業をプロの現場で体験することができます。
応募の条件は、16歳以上であることです。
なんと、農業インターンシップの参加費用は無料です!
農業体験が目的なので報酬はありませんが、体験期間中の食費・宿泊費は掛かりません。
体験施設までの交通費のみ自己負担となります。
どんな農業を体験できるの?
農業インターンシップでは、様々な農業を希望することができます。
主な体験内容(作目)は次の通り。
・野菜
・有機野菜
・果樹
・花き
・きのこ
・酪農
・肉用牛
・養豚
・養鶏
「有機野菜」とは、農林水産省が定めた「有機JAS規格」をクリアした野菜のことです。
有機野菜の栽培では、農林水産省が認めた一部の有機農薬以外は使用することができません。
このため、同じ野菜であっても通常栽培と有機栽培では体験内容が大きく異なります。
ちなみに、「花き(かき)」というのは観賞用の植物全般を指します。
花や観葉植物などが一般的ですが、珍しいところでは盆栽や苔なども含まれます。
どこで体験できるの?
農業インターンシップには、全国に300以上の受け入れ施設(体験先)があります。
地域や施設によって作っている作物が違うので、自分のやってみたい作物のある施設を選ぶことが重要です。
最初に「農家に泊り込み」と説明しましたが、農業インターンシップを受け入れているのは正確に言うと「農業法人」になります。
農業法人とは、個人経営ではなく、集団で農業を営んでいる団体のことです。
「農作業を業務にしている企業(会社)」と考えれば良いかと思います。
農業法人では人を雇って大規模な農業経営をしており、インターンシップではその企業の一員(社員)となって、本格的な農業を体験することができます。
インターンシップの受入農業法人一覧は、新規就農相談センターで確認することができます。
体験期間はどのくらい?
農業インターンシップの体験期間は、1週間から6週間の範囲で希望することができます。
体験期間中の1週間のスケジュールは、基本的に勤務が5日間、休みが2日間となります。
応募方法は?
農業インターンシップは、新規就農相談センターのサイトから申し込むことができます。
申し込みでは、希望する地域、作目、体験先農業法人を第3希望まで入力できます。
ただし、農業インターンシップの申し込みフォームには、志望動機を200文字以内で記入する項目があります。
志望動機の内容から意欲が感じられない場合は、体験を断られることもあるので、自分がインターンシップに応募する目的を明確にしておきましょう。
申し込み完了後、体験先が決定すると事務局から連絡が入ります。
まとめ
というわけで今回は、「農業インターンシップ」についてご紹介させて頂きました。
農業インターンシップは、農業法人への就職を考えている方にとって、実際の現場を体験できる貴重なチャンスです。
また、農業に興味を持ち始めたばかりの方でも、プロの方が指導してくれるので安心して体験することができます。
新規就農を目指している方、農業に興味のある方は、ぜひ農業インターンシップで農業を体験してみて下さい。
それではまた~♪
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