田舎への移住で失敗しない為のポイント 町のゴミ集積所が使えない!?

暮らし, 掃除

「田舎に移住したら、ゴミ集積所を使わせてもらえなかった!」
田舎暮らしの体験談では、このようなトラブルを耳にすることがあります。

こんな話を聞くと、田舎って閉鎖的で嫌だなと思われてしまうかもしれませんが、ちょっと待って下さい!
これって実は、村八分とかそういう陰湿な話ではなく、ただ単にゴミ集積所を使うための手続きをしていないってだけなんです。

そこで今回は、田舎で起こるゴミ集積所が使えないトラブルについて、原因と解決方法を解説したいと思います。

何でゴミ集積所を使わせてもらえないの?

実は、田舎のゴミ集積所の多くは、町会などの自治体が、加入者みんなで出し合った町会費を使って建てています。
(「町会」以外にも「区会」や「郷」など、自治体の呼び方は地域によって様々です。)
つまり、このゴミ集積所は町会の「私有財産」ということになります。

一方、田舎へ移住してきたばかりの人は、市役所での転入手続きは済ませていますが、町会への加入手続きはしていない場合がほとんどです。
この状態だと、市が管理・運営している施設であれば利用可能ですが、町会が管理・運営している施設は利用できません。

町のゴミ集積所は、町会が管理している私有財産のため、町会に未加入の人は利用できないわけです。
利用できるのは町会費を払って町会に加入している人だけ、ということになるんですね。

ですが、田舎へ来たばかりの移住者さんは、市役所での転入手続きは済ませているので、市内に設置されているゴミ集積所は、「当然自分も使えるもの」と考えてしまいます。
特に、都会で暮らしてきた人には、「ゴミ集積所を使うために町会費を払う」という感覚がありません。

このため、町会に未加入の移住者が集積所にゴミを出そうとすると、地元民や町会に止められてしまい、冒頭の「田舎に移住したら、ゴミ集積所を使わせてもらえなかった!」という話が出てくるわけです。

ゴミ集積所を使うには?

前述した通り、ゴミ集積所を利用するには町会などの自治会に加入する必要があります。
市役所などで転入手続きをしたときに、町会加入の案内があるはずですので、きちんと聞いて加入しておきましょう。

町会費を納めて、町会への加入手続きが完了すれば、問題なくゴミ集積所を使うことができます。
(もちろん、ゴミを出す曜日や、分別ルールは守りましょう。)

もし町会に加入しなかったら?

実は、町会への加入は強制ではないため、「入らない」という選択も一応できます。
町会に入らなかった場合は、これまで説明した通り、町のゴミ集積所は使えません。
この場合、市役所に設置された専用のゴミ集積所を利用することになります。

ですが、ゴミ収集の曜日のたびに市役所まで行くのは、もの凄く大変です。
しかもゴミ収集車は大抵、朝8時頃には回収に来てしまうので、これに間に合うように起床する必要もあります。
このため、よほどの事情がない限り、町会に入って町のゴミ集積所を使うことをおすすめします。

まとめ

町会に入ると、町の行事や清掃などに参加する必要が出てくるため、移住者さんは割と町会加入を敬遠しがちです。
しかし、ゴミ集積所を利用するためにも、また地域住民と交流し円滑に過ごしていくためにも、移住後はしっかり町会に加入しておきましょう。

というわけで今回は、田舎で起こるゴミ集積所のトラブルについて解説させて頂きました。
今回ご紹介したゴミ集積所のトラブルは、けっこう田舎暮らしの「初心者あるある」なので、田舎への移住を考えている方は参考にしてみて下さい。
それではまた~♪