白菜の黒い点はカビでも虫でもないので食べても全然大丈夫!

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白菜

12月に入り、白菜のおいしい時期になりましたね。
私も先日、ご近所の農家さんから立派な白菜をいただきました。
鍋物や炒め物など、毎日ありがたく使わせてもらっています。

さて、白菜を調理していると、たまに葉っぱに黒い斑点のようなものが付いてることがありますよね。
この黒い点、一体何なのでしょうか?

もし、「カビ」「虫」だったらと思うと、食べていいのか心配になっちゃいますよね。

そこで今回は、この白菜の黒い点について調べてみました。

黒い点の正体はポリフェノール!

白菜の黒い点

この白菜の黒い点は「カビ」でも「虫」でもありません。
実は、この黒い点の正体は「ポリフェノール」という成分なんです!

そう、健康や老化防止に良いといわれている、あの「ポリフェノール」です。
なので食べても全然大丈夫!
むしろ体に良いくらいです。

ポリフェノールとは?

ポリフェノールは植物が光合成を行うときに作られる物質で、植物の苦味や渋み、色素などの元となる成分です。

このポリフェノールという成分は、強い「抗酸化作用」を持っています。
「抗酸化作用」というのは、体内にある活性酸素などの有害物質を無害な物質に変える作用のことですね。

このためポリフェノールを含む食品は、老化防止や生活習慣病の予防などに効果があるとされています。

なぜ黒い点ができるの?

白菜の黒い点

白菜に黒い点ができる症状のことを「ゴマ症」といいます。
「症」とありますが、決して病気ではありません。
ゴマ症は、白菜がストレスを感じることで起こす「生理反応」です。

白菜は「窒素」を養分として吸収しています。
この窒素を吸収し過ぎてしまうと、今度は細胞内の窒素濃度を下げるために水分を吸収しようとします。
水分を吸収すると細胞が膨張してしまい、細胞にストレスがかかります。
細胞にストレスがかかると、ポリフェノール類の色素の合成が進みます。
このような生理反応の結果、ポリフェノールが黒い小さな固まりとして白菜の表面に出てくるというわけです。

ゴマ症の白菜は早めに食べよう!

白菜料理

ゴマ症の白菜は、先ほど説明した生理反応によって、葉に含まれる水分量が多くなってしまいます。
このため、普通の白菜よりも傷みやすいという特徴があります。

なので、ゴマ症の白菜を食べるときは、傷む前に早めに食べるようにしましょう。

まとめ

白菜

というわけで今回は、白菜の黒い点について解説させていただきました。

この黒い点をカビや虫だと思って、食べずに捨ててしまう人も結構いるそうです。
もったいないですよね。
ポリフェノールが豊富で、むしろ健康に良いくらいなのに。

これからは、黒い点が付いている部分も、捨てずにおいしくいただくようにしたいですね。
ではでは~。

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Posted by なおじ