ネギが分けつしてたので株分けと植え替えに挑戦してみた
この4月で私が長野県に帰ってきてからちょうど1年が経ちました。
田舎暮らしも2年目に突入です。
こちらでの生活にも随分慣れてきましたし、今年はどんどん新しいことにチャレンジしていきたいと思います。
というわけで早速ですが今年は、分けつした長ネギの株分けと植え替えに挑戦してみました!
ネギの分けつとは?
長ネギは収穫せずに放っておくと、苗の根元から新しい芽が生えてきて苗の本数が増えてくれます。
この苗が増えることを「分けつ(ぶんけつ)」といいます。
ちなみに漢字では、「分蘖」という難しい字を書きます。
正確には「ぶんげつ」と読むそうなのですが、最近では「ぶんけつ」と読まれることが多いようです。
この分けつでネギの苗を増やすことができれば、苗や種を毎年買わなくてもいいので、とてもお得に栽培できます。
放っておくと大きく育たない!
分けつした長ネギは、わざわざ掘り起こさずに放っておいても、収穫はできるのですが、分けつしたままの状態だと、苗同士が密集しすぎていて、太く大きく育ってくれません。
また、苗が密集していると、今後行う「土寄せ」という作業が難しくなってしまいます。
この「土寄せ」ができないと、ネギの茎の部分が長く伸びてくれず、短くて食べる部分の少ないネギになってしまいます。
このため太く長く育つよう、株分けをして適度な間隔を開けて植え替えてやる必要があるわけです。
ネギの株分け
分けつしたネギは、たくさんの苗が根っこの部分で一つに繋がっています。
まずは、これを苗ごとに1本ずつに分ける「株分け」を行いましょう。
我が家の畑で一番たくさん「分けつ」していたのがこの株です。
畑の隅っこの方に生えてしまっていたので、ずっと収穫されずに放置されていました(多分2~3年くらい)。
密集してぎっしり生えていますが、もとは1本の苗だった物です。
これをシャベルを使って根っこを傷つけないように慎重に掘り起こします。
掘り起こして土を落としてみるとこんな感じ。
分けつによって増えているので、根っこの部分は1つに繋がっています。
次は、この根っこの部分を1つずつ外していきましょう。
ヒゲ根がすごく絡まっているので、引きちぎり過ぎないように少しずつほぐしながら外していきます。
外し終わったら、こんな感じになりました。
なんと、全部で13本の苗が取れました。
かなり得した気分です。
こんな感じでネギの苗を作っていきます。
ネギの植え替え
次はこの苗を植え替えていきましょう。
「畝(うね)」を作って1列に植えていきます。
今回は土を盛り上げずに直接地面を掘ってみました。
「うね」というより「植え溝」ですね。
こうした方が、後々「土寄せ」をするときに楽になりそうだと思ってやってみました。
植え溝もなるべく深く掘ると「土寄せ」が楽になると思います。
(まだ田舎暮らし2年目なので、色々実験中です^-^)
あとは先程の苗を、適度な間隔を開けて植えていきましょう。
私の場合は、苗と苗の間に8~10cmくらいの間隔を開けて植えています。
本当はネギを植えるときは根の下にワラを敷くのですが、今回は手に入らなかったワラ無しで植えています。
(上手く育ってくれるといいのですが。)
土はネギの白い部分(軟白部分)が隠れる位までかぶせましょう。
緑色の葉っぱ部分が土から見えている感じでOKです。
こんな感じでまずは1列、植え替えが完了しました。
ネギの苗自体は、まだあと1~2列分くらい取れそうなので、数日かけてじっくり作業していきたいと思います。
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