田舎暮らしで失敗しないためにも、移住体験施設を利用してみよう!
「田舎に移住してみたら想像以上に不便だった」
田舎暮らしの体験談では、しばしばこんな話を耳にします。
これがもし「コンビニやスーパーが近くにない」などという話であれば、ただのリサーチ不足なので同情の余地はありません。
そんなことはグーグルマップでも何でも、移住前にいくらだって調べることができたはずですから。
ですが例えば、病院や美容室、あるいはガソリンスタンドなどはどうでしょうか?
これらの施設は毎日利用するものではないので、移住前のリサーチでも意外と見落としがちで、実際に住み始めてから遠かったことに気付いたりします。
こうした見落としを防ぐためには、事前に現地での生活を体験しておくのが一番です。
そこで今回は、各地方自治体が運営している「移住体験施設」について解説したいと思います。
移住体験施設とは?
移住体験施設とは、地方自治体が運営する移住体験用の宿泊施設のことです。
その自治体にある一軒家などを借りて宿泊し、移住後の生活をシミュレートすることができます。
施設には基本的な家具・家電類は完備されているので、大掛かりな準備などは必要なく、手軽に移住体験ができるようになっています。
スーパーやコンビニはあるか?
病院や学校などの施設は整っているか?
地域の雰囲気・環境は?
・・・などなど、実際にその土地で生活してみることで、様々なことを発見できるので、リサーチ不足による失敗の防止になります。
長野県のおすすめ移住体験施設
長野県では現在20の移住体験施設が運営されています。
宿泊料金は自治体によって違いますが、大体1泊につき1,000円~3,000円の所が多いです。
中には無料で利用できる移住体験施設もあったりします。
ここからは長野県内のおすすめの移住体験施設を、いくつかご紹介したいと思います。
長野県 信濃町「ふるさと移住体験施設」
信濃町(しなのまち)は長野県の北部に位置する、人口8千人ほどの町です。
長野県と新潟県の県境の山あいにあり、周辺にはたくさんの有名スキー場があります。
この信濃町では「ふるさと移住体験施設」という名称で移住体験施設を運営しています。
利用可能日数は1泊2日~最長1ヶ月程度で、なんと宿泊料金は6泊まで無料です。
(7泊を超える場合は1泊1,620円となります。)
木造・平屋の1LDKで、以下の設備を完備しています。
・テレビ
・冷蔵庫
・洗濯機
・ファンヒーター
・オーブンレンジ
・炊飯器
・調理器具
・食器
・掃除機
・寝具
移住体験施設はインターネット環境なしの物件が割と多いのですが、ここはしっかりとWi-Fi完備なので快適です。
寝具についても、移住体験施設では有料レンタルであることがほとんどですが、こちらの施設では完備されています。
コンビニ、スーパーまでは車で10分。
多少不便な立地ではありますが、山と畑が広がるのどかな風景の中で、のんびりと田舎暮らしを体験することができます。
長野県 立科町「移住体験住宅」
立科町(たてしなまち)は長野県の中部に位置する、人口7千人ほどの町です。
町の南部には、女神湖・白樺湖・蓼科牧場を有する一大リゾート地が広がります。
全国的にも雨の少ない地域で、晴天率が高く日照時間長いことが特徴です。
この立科町では「立科町移住体験住宅」の名称で移住体験施設を運営しています。
利用可能日数は1泊2日~6泊7日まで、宿泊料金はなんと無料です。
基本的な家具・家電に加えWi-Fiも完備されており、電動アシスト自転車まで用意されています。
(寝具は備え付けてありませんが、有料でレンタルできます。)
施設周辺は比較的栄えており、徒歩20分圏内にはコンビニ、スーパー、ドラッグストアがあります。
電動アシスト自転車を使えば、体験期間中の生活に困ることはないでしょう。
まとめ
というわけで今回は、移住体験施設についてご紹介させて頂きました。
田舎暮らしを始める際にはこうした施設を利用し、その土地にはどんな不便があるのか、その不便は許容できる範囲かを確認しておくことが重要です。
今回ご紹介した以外にも、長野県にはたくさんの移住体験施設があるので、興味のある方はぜひ利用してみて下さい。
それではまた~♪
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