玉ねぎの分球はなぜ起こる?双子玉の原因と予防法を調べてみた!
玉ねぎの収穫をしていたら、上の画像のような玉ねぎをいくつか見つけました。
まるで双子のように、一つの株から二つの玉ねぎが生えちゃってます(笑)。
今回はこの玉ねぎの双子玉について調べてみました。
玉ねぎの分球の原因
玉ねぎが内部で分裂して双子化してしまう現象を「分球」といいます。
この「分球」は苗の育ちすぎによって起こります。
早撒きや早植えなどによって冬を迎える前に苗が大きくなりすぎたとき、あるいは暖冬で冬の間に生育が進みすぎたときなどに起こりやすくなります。
玉ねぎが「トウ立ち」するときの条件と似てますね。
なお、分球した玉ねぎは普通に食べられます。
ただし形が悪いため、基本的に売り物にはなりません。
玉ねぎの分球の予防法
玉ねぎの分球を防ぐには、苗が育ちすぎないよう注意する必要があります。
具体的にはまず、苗の早植えをしないこと。
玉ねぎは概ね晩秋から初冬にかけて植え付けを行いますが、それよりも早く植えるとその分だけ成長しすぎてしまい、分球する可能性が高まります。
さらに、肥料のやりすぎも苗が育ちすぎる要因になります。
特に冬を迎える前は肥料を施しすぎないよう注意しましょう。
また、苗同士の株間が広すぎると、球が大きく成長しすぎて分球する可能性が高まるそうです。
玉ねぎの植え付けでは、株間は15cmが適切とされています。
これをきちんと守って植えましょう。
分球した玉ねぎは意外と売れる!?
そういえば、先日youtubeの動画を見ていたら、分球した玉ねぎを見つけてえらく喜んでいる方がいました。
ゲーム実況で有名なユーチューバーの「もこう」さん。
私がプレイしている「シャドウバース」というゲームでも、すごく有名な方です。
分球した玉ねぎがかなり珍しかったらしく、「神タマネギ」なんて呼んで喜んでくれてます。
生産者からしてみると、決して珍しいものではないんですけどね。
ほら、ウチの畑でもこんなに↓(笑)。
でもこんなに喜んでくれる人がいるなら、いっそ縁起物みたいな感じで「神タマネギ」として売り出したら意外とヒットするんじゃないでしょうか。
見た感じも、おまけが一つ付いてるみたいでお得感がありますし。
いつか試してみたいものです。
おわりに
玉ねぎの分球の予防法は、基本的には「トウ立ち」を防ぐときと同じです。
上手に育てて、形のきれいな玉ねぎをたくさん収穫したいですね。
というわけで今回は、玉ねぎの分球について解説させていただきました。
興味のある方はぜひ参考にしてみてください。
ではでは~。
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