クマバチの巣を見つけたので駆除方法について調べてみた

昆虫, 自然

クマバチの画像

春になりクマバチがたくさん飛び回っていましたが、ついにその巣を見つけてしまいました。
なんと、うちにある木造の建物の軒先に穴を開けて巣を作っていたのです!

クマバチがいくら温厚な性格の昆虫だとはいっても、これはさすがに対処しないわけにはいきません。
そこでクマバチの駆除方法について調べてみたので、ブログにまとめておきたいと思います。

クマバチに困っている方は、参考にしてみて下さい。
(※ただし業者に依頼せずご自身で駆除される場合は、くれぐれも注意して、自己責任にてお願いします。)

クマバチの生態と家屋の被害

クマバチ

温厚で基本的に無害なクマバチですが、実は木を噛み砕いてしまうほどの強力なアゴを持っています。
クマバチはそのアゴで、枯れ木や木材などに直径1.5cmほどの穴を掘り、深さ20~40cmほどの巣を作って生活します。

枯れ木に巣を作られるくらいならいいのですが、木造家屋の場合、軒先や垂木などに穴を開けられてしまうことがあります。
穴の開いた木材の強度は当然落ちますし、開いた穴からは雨水などが浸食することもあるため、家屋に深刻な被害が出てしまいます。

また、クマバチは翌年以降も同じ巣穴を利用するため、放っておくと何年も同じ場所に居続けることになります。
さらに、年を追うごとに巣穴をどんどん深く掘り進められてしまうので、家屋の被害はより甚大なものになってしまいます。

このような理由から、木造家屋にクマバチの巣ができてしまった場合は、早急に駆除する必要があるのです。

それではクマバチの駆除は、具体的にどのように行えばよいのでしょうか?

クマバチの駆除の業者に依頼する

業者

クマバチの駆除で一番簡単なのは、専門の業者に依頼することです。
クマバチ駆除の相場は、大体8,000~10,000円程となっています。

駆除対象がクマバチの場合、業者によっては開けられた穴の修繕なども相談することができます。
穴をふさぐ際も、同じ場所に再び巣を作られないよう、クマバチのアゴでは噛み砕けない素材を使うなど、プロならではの仕事をしてくれるので、安心して任せることができます。

クマバチを自分で駆除する方法

クマバチ

クマバチは攻撃性が低く毒性も低いため、自分で駆除することも充分に可能です。

ただし、クマバチのオスは針を持っていませんが、メスは針を持っています。
巣穴で子育てをしているのはメスのクマバチなので、巣を攻撃すると針で反撃してくる可能性があります。

クマバチのメスは単独で子育てするため、他のハチのように集団で襲い掛かってくるようなことはありませんが、万が一反撃されたときに備えて、入念な準備が必要になります。

【用意する物】

・ハチ駆除専用の殺虫スプレー
・帽子
・ゴーグル
・マスク
・厚手の服
・手袋
・パテ、コーキング剤

ハチ駆除専用の殺虫剤を用意する

ハチ駆除スプレー

自分でクマバチを駆除する場合、市販されているハチ駆除専用の殺虫スプレーなどで駆除することになります。
1本目で仕留め切れなかったときのことを考えて、殺虫スプレーは必ず2本以上用意しておきましょう。

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こちらのアース製薬「ハチアブマグナムジェット」は、ハチからの反撃を防ぐため、即効性・致死効果に優れた強力な成分になっているのでおすすめです。
噴射の射程距離も11mと非常に長いので、手の届かない所に作られた巣にも有効です。

ウチではハチを駆除するときは大抵この「ハチアブマグナムジェット」を使います。
近所の薬局でも取り扱っているので、必要になったときにすぐ用意できて重宝しています。
(田舎はクマバチに限らず、ハチがよく出るんですよ。)

狙いがつけやすいようグリップやトリガーが付いていて、まさに「銃」といった感じ。
この形状のおかげで普通のスプレー缶より持ちやすく、高所の作業などでも使いやすいです。

ただ、噴射距離が11mと書かれていますが、そこまで離れると風などの影響も受けやすくスプレーの効果も弱まるので、長くとも5~6mくらいの距離で使うと良いと思います。

肌の露出を少なくする

駆除を行う際は、帽子、ゴーグル、マスク、厚手の服、手袋などを必ず着用し、可能な限り肌の露出を少なくして、反撃してきたハチに刺されないようにします。
ゴーグルは、ホームセンターの工具コーナーなどで簡単に手に入れることができます。

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また、ハチは黒い色の物を攻撃する習性があるので、駆除の際に身につける物は黒色以外の物を選びましょう。
特に髪の毛が黒い人は頭を狙われる可能性が高いので、必ず黒以外の色の帽子などで頭を守るようにして下さい。

クマバチの駆除は日没後に行う!

クマバチ

さあ準備が整ったら、いよいよクマバチ駆除の開始です!

クマバチは昼行性のため、日が落ちると巣に戻って寝てしまいます。
なので、駆除は日没後の時間帯に行い、クマバチの寝込みを襲うようにしましょう。

クマバチの幼虫も駆除する!

クマバチの巣は、いくつかの部屋が1列に並んだ構造をしています。
部屋を仕切る壁は巣穴を掘る際に出た木くずでできていて、1部屋につき1匹クマバチの幼虫がいます。

なので可能であれば、一度殺虫剤をスプレーして出入り口付近の成虫を駆除し、細い棒などでこの壁を突き壊して、再度スプレーしておきましょう。
こうすれば、幼虫の居る奥の部屋まで殺虫剤が届きやすくなります。

巣穴をパテやコーキング剤で埋める

クマバチの駆除が終わったら、最後に木工用のパテやコーキング剤などで巣穴を埋めてしまいましょう。

巣穴をあけたまま放置しておくと、翌年に別のクマバチがその巣穴に住み着いてしまうことがあります。
なので、クマバチを駆除して安全が確保できたら、必ず巣穴を埋めておくようにしましょう。

パテやコーキング剤もホームセンターなどで手に入れることができます。

というわけで今回は、クマバチの駆除方法についてまとめてみました。
クマバチに困っている方は、参考にしてみて下さい。
(繰り返しになりますが、ご自身で駆除される際はくれぐれもハチの反撃に注意して、自己責任にてお願いします。)

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Posted by なおじ